祝 14巻発売
新刊出ましたね、「紅殻のパンドラ」
表紙は、クラリオンです。
一見可愛らしい表紙ですが、この漫画の原作は士郎正宗です。
「攻殻機動隊」や「アップルシード」然り、いちいちおもしろい。
そして、この表紙でクラリオンも歩き出しましたね。
生まれて、這いずって、コード千切って、立ち上がり、歩き出しましたね。
これまでの表紙
紅殻のパンドラ これまでのあらすじ
ラブリュスのケリュケイオンに殺されたロバートは、キースの『クレイドル』によって生命維持と急速な再生治療を施される。
キースによるとポセイドンは
『智恵の実』を食べてしまった人類が『科学の力』で『世界平和』へと辿るシステム、「アポルシード計画」を実行しようとしているらしい。
しかし、詳細は知らない。
その一方、ネネ、クラリオン、フォボスの3人はタクミの持つ島でバカンス。
民芸品の販売を手伝ったネネとクラリオンは、民芸品売り子の忘れ物に気付く。
忘れ物を届けに、クラリオンとフォボスは、自然主義者の村「シリアーズ特区」へ行く。
そして、「シリアーズ特区」で民芸品を作っているイシャイヤ師匠は、プロセルピナの父親だった。
この父親、ステージ3の肺癌だと判明。
しかし、このイシャイヤ師匠は、自然主義者ということもあり、医者嫌。
弟子のミゲイコは、このままでは師匠のワザを残せないと嘆く。
クラリオンはフォボスに協力を要請、師匠の模倣子(ミーム)、作業動作データを作成、ミゲイコに渡す。
プロセルピナはロバートと付き合っている事を父親イシャイヤに告げたのだった。

遺伝子以外の進化的要因、模倣子(ミーム)。
ミーム(meme)とは、会話などを通して人から人へと伝わる情報です。例えば、伝統や風習、慣習、常識、知識、振る舞い、技能などの情報です。作中では、魂のミトコンドリアと表現されています。
模倣子を得たからこそ、人類は神も思想も科学も手に入れたのでしょう。
紅殻のパンドラ 14巻ネタバレ①荒巻の孫登場
ホテルの外に出たネネとブエルは、トト先生と出会う。
トトは荒巻の孫リオの全身義体の実験にビーチへと来ていた。
リオは適合者(アデプタ)ではなく、身体を殆ど動かせない。
その為、義体操作の練習として、海でのイルカ型の全身義体での実験に来ていた。
全身義体で同年代ということもあり、仮想空間で打ち解けるリオとネネ。
そして、遊泳の実験が始まり、急遽トラブルが発生、実験を中止することに。
リオのもっと泳ぎたいという想いを叶える為、ネネはパラメーターの制御を手伝うが…
システムの全制御をやってのけ、二人で遊泳を楽しむ。
しかし、ひとつの義体にふたつの魂が入り込んだ為、リオとネネの精神融合が始まる。
ブエルの一声によって我を取り戻し、事無きを得る。
紅殻のパンドラ 14巻ネタバレ②
ネネとブエルに合流したクラリオンとフォボス。
ブエルに会いに、ポセイドンの自動陸上戦艦のセントラルナーバスユニットのアスタロトがやってくる。
アスタロトの話から
ソロモンシリーズ:ブエル、アスタロト、ベルゼブブ(巨大自動空中戦艦)他にも…
がおり、アポルシード計画の為に作られたことが発覚する。
また、身体の調子の悪いフォボス、時折活動が停止している。
一方、ロバートの死を知ってショックを受けるプロセルピナ、キースに誘拐される。
ロバートと会ったプロセルピナは、キースに
「彼の為に世界を敵に回す覚悟があるかね」
と問われるのであった。