ニワトリを飼いたいなあ
小学校の頃、私の家の庭にはニワトリ小屋があった。
それはいつも間にか無くなってしまったが、せっかく地元に戻ってきたので、
ニワトリを飼いたいなあ、と思ったので勉強をしてみた。
父親に相談してみたところ、これをやってみたかった、
「増補版 自然卵養鶏法」中島正 著 と本を受け取った。
中島 正という人物
中島 正(1920年 – 2018年)は、農業者、農業指導、自然卵養鶏法創設者。
経歴
陸軍工科学校を卒業。
台湾軍に所属し、台湾軍司令部に勤務。
戦後、郷里し小規模農業の平飼い養鶏農業を開始。
自然卵養鶏を実践・提唱。
60年以上農業を続け、自給自足農業。
人物
「薬を与えず自然を与えよ」の考えを実践、自然環境の中で生かした自給自足・小規模養鶏を行う。
後に自然養鶏と呼ばれ、生産された卵は自然卵と認知され、それが自然養鶏交流会が母体となり、全国自然養鶏会が結成された。
安藤昌益の研究家としても知られ、農耕をよりどころにする生き方を自ら実践し説いている。
安藤昌益(あんどう しょうえき)とは?
江戸時代中期の医師・思想家・哲学家。秋田藩出身。
思想的には無神論やアナキズムの要素を持ち、農業を中心とした無階級社会を理想とした。
ウィキペディア参照 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%89%E8%97%A4%E6%98%8C%E7%9B%8A

…なかなかどうして、癖の強そうな人やな。
国の中に個人がいるのではなく、個人の集まりが国になる
的な思想だろう。

つまり、みな農業者になればいい、というニュアンスが文体から醸し出されているだろうな。
組織を頼りにしないスタンスを提唱しながらも、進みゆく体制に対して、組織を作って対立の意志を示さざるを得なかった。
葛藤に苦しんでいたのだろうな、矛盾してしまっている。

よし!人物像は大体イメージできた、早速読んでみましょう。
(人物像を掴んでおかないと、癖が強い人には飲み込まれますからね…)
自然卵養鶏法を読んで
魅力的な人でした、ファンになってしまった。
それに、魅力を引いても、この手法は現状の自分にあっている。
さて、事前の想像通り、
「企業養鶏倒すに刃物(政治力)はいらぬ。農家みんなが庭先に鶏を飼えば良い。」
という台詞が結構序盤に出てきました。
おもしろいですね、この方の思想はこの言葉に詰まっていますね。
何が自分に”あっている”のか?
①小羽数平飼い
そもそも大規模にやるつもりなど全然ない。
②自然卵
私は美味しい卵を食べたいだけである。
せっかくだから、いいものを食べたい。
③変化に対応するスタイル
例えば、鳥の餌は都度都度のブレンド(餌を買わなくていい)。
鳥の様子を見て、”何が足りないからこうする”というスタイルで運営する。
おそらく、最初はかなり苦戦するでしょう。
でも、こういう変化に対応するスタイルは、きっとやり甲斐がありますよ。
さて、まずは鶏小屋の準備をしなければですね。。。